鍼は痛いのでしょうか?

鍼灸院を訪ねるとき、一番気になる質問だと思います。鍼やお灸は痛くて当然、お灸も熱いもの、と思わないで下さい。 鍼の良く使われる太さは直径0.18~0.20㎜ほど。縫い針の3分の1ほどの細さです。治療の手技にはいろいろありますが鍼管という管を使って、鍼刺入時の痛みを緩和したり、鍼の先の形状にも痛みが起こりにくい様に工夫がなされています。私はいつも、初めて受ける患者さまには「想像している痛みの10分の1くらいの感覚ですよ」と説明させていただいています。

お灸は熱い?痕は残りますか?

お灸ですが、直接皮膚の上にモグサを燃やす場合は、いくら米粒大の大きさのお灸でも皮膚面の温度は最大60~80℃ほどなので瞬間熱さを感じますし、痕が残る場合もあります。当院では、お灸の痕を残さない温灸を用いることが多いです。

鍼は使い捨ての鍼を使いますか?

鍼はすべて使い捨てのディスポ鍼を使用します。

鍼灸治療はどのような疾患に効くのですか?

鍼灸治療は肩こり治療の代名詞と言われているそうです。その他、腰・膝・肩・頚(くび)の順番です。また、スポーツ障害(野球肘・テニス肘・オスグット・捻挫・打撲など)、抹消循環障害や疼痛性障害、ストレスによる慢性的な疲れ、眠れない、すっきりしない、食慾がない、などにも効果的です。
東洋医学特有な、半健康状態を「未病」とし、病気になる前に積極的に治療することで健康を維持してくことにも有効性があります。
近年では、美容にも取り入れられ、アンチエイジングにも一役かっています。※その他 WHO(世界保健機構)の鍼灸適応症をご参考にして下さい

保険治療とは?

健康保険を使う場合
療養費の扱いで鍼灸施術を受けられるいくつかの制限があります。適応病名として

1.神経痛
2.リウマチ
3.頚腕症候群
4.五十肩
5.腰痛症
6.頸椎捻挫後遺症


と、この6疾患と限られています。また、医師による「同意書」が必要になりますので、まずは当院にご相談下さい。

交通事故保険

鍼灸施術を希望される場合、加害者が加入されている保険会社と交渉が必要です。保険会社の承諾を得てからの施術になります。治療費負担はゼロになります。

その他、労災保険(労働災害、通勤災害)も、扱っております。

治療時間や治療の間隔はどれくらいでしょう??

こちらもよく質問される事柄です。
治療時間は、治療方法(鍼のみ、マッサージのみ、併用して)により異なりますが、平均的に40分~60分程の施術になります。治療を受ける間隔も、症状により異なりますが、急性的な症状では間隔は短く毎日や2日置きなどになり、慢性的な症状では間隔が長く週に1回程度になります。